2021年 チーム防御率12球団イチ
昨年2021年チーム防御率が、セ・パ両リーグのなかでも
1位の成績だった。
ただ、リーグ戦ではBクラスの5位。強力な投手陣ではある
ものの成績が伴わない。ただ点数を取られないけど勝ち星
に繋がらない。
ただこんなにチグハグな野球が続くはずがない。
その根拠はやっぱり投手陣の充実にある。
わたくしの言っていることもチグハグな感じが
しますので、2014年~2021年までのチーム防御率
を調べました。
チーム防御率(2014年~2021年)
こんなことをずっと思ってました。うち(中日ドラゴンズ)の
投手陣は最高!
なんの根拠(成績を見ずに)もなく、野球観戦で感じていたこと
から、自分よがりに思ってました。
まさに、根拠の無い自信です。
年度 | チーム防御率 | セ・リーグチーム防御率順位 | 被本塁打 | 失点 |
2014 | 3.69 | 2 | 110 | 590 |
2015 | 3.19 | 3 | 91 | 504 |
2016 | 3.65 | 4 | 143 | 573 |
2017 | 4.65 | 5 | 157 | 653 |
2018 | 4.36 | 6 | 149 | 654 |
2019 | 3.72 | 3 | 146 | 544 |
2020 | 3.84 | 4 | 116 | 489 |
2021 | 3.22 | 1 | 98 | 478 |
この成績を見ると調べる前のわたくしの根拠の無い自信
は、まったく当たってませんでした。
この表からわかったことは、
- 2014年15年の成績は良い
- 2016年17年が成績がとつもなく悪い
- ただ2017年から2021年まで成績が改善されている
2017年の投手の成績が悪すぎますが、着実に表にすると
分かります。2017年と2021年を比べると、チーム防御率
4.65 → 3.22 被本塁打 157本 → 98本(-59本)
失点 653点 → 478点(-175点)
とても成績が良くなってきています。
本題は、投手王国がこれから続くかです。
それは、2022年シーズンからもっと凄い成績を
残してくれると確信があります。
大きく分けると5つの根拠があります。
- 1:2020年沢村賞を取った大野雄大選手
- 2:2021年最優秀防御率、奪三振王に輝いた柳裕也選手
- 3:中継ぎ、抑え投手の安定
- 4:2022年飛躍の年になる小笠原慎之介選手
- 5:新戦力の飛躍、実力者の再起
大野雄大選手
1:大野雄大選手(12シーズン目)
通算成績:204試合76勝78敗 防御率3.11
2020年は沢村賞を獲得した大野雄大選手だが、
昨年は不甲斐ない成績で終わった。
昨年の悪い成績の要因に挙げられることは、
一番には開幕まで、準備が出来ていなかった。
大野雄大選手の不安要素に挙げられるスロー
スタートと言うこと!開幕して初勝利までの
期間が長い、1つ勝ったらそこからは、安心して
応援出来ますが、とにかく1つ勝てるまで期間を
短くすること。
2021年5戦目、2020年7戦目、2019年3戦目、
2018年勝ち星無、2017年10戦目、2016年初戦、
2015年2戦目
と言うふうに早めに勝利することが、成績を
伸ばす大切な要素です。
そこに昨シーズンは、開幕までに準備が不十分
だった事と、オリンピックがあったのが、要因
です。
今年は、投手陣のキャプテンとして、決意を新たに
トレーニング出来ているので、期待しかありません。
ただ初勝利を掴むまでの期間を早めにして貰えば、
最多勝も夢ではないと思います。
柳裕也選手
柳裕也選手 6年目
通算成績88戦31勝29敗 防御率3.37
昨シーズンは、最優秀防御率と最多奪三振とゴールデングラブ
を手にした柳裕也投手。今シーズンも昨年以上の成績を望めそうだ。
その根拠として柳裕也選手は、毎年進化している点です。
2019年に初の二桁勝利を掴みましたが、被本塁打が21本と
やや多め打ち込まれていました。2020年には被本塁打が10本
と半減した。がしかし登板数も11試合少ないので、大声では
言えませんが、しかし昨年も被本塁打が11本で登板試合も
2019年と同じなので、確かなことです。それと2020年より
防御率も3.60 → 2.2 と大きな改善が出来ています。
今年は勝ち星を昨年よりも勝ち星に拘って、勝ち星を
伸ばしてくれる改善に期待しています。
1つ気になるところが一点あり、それは暴投の数です。
コントロールが良い柳裕也選手なので、そろそろ0に
してほしいと願います。
中継ぎ、抑え投手
昨年活躍した又吉克樹選手のFA宣言は、チームにダメージ
はありますが、近年又吉克樹選手が活躍したのは、昨年が
久しぶりでした。そう考えればそれほどでもないのかも、
知れないと考えを新たにしました。
逆に言えば、又吉克樹選手のポジションを狙って新たな
若い投手、中堅からベテランの投手にも活躍の場が増える
その効果の方が、プラスの要因だと思います。
それと昨年のオリンピックで、シーズンフル参戦出来なかった
マルティネス投手がシーズンフルで抑えをやる事により、安定感
が2倍にも3倍にもなると思いました。
次回では、中継ぎ、抑えについてやりますので、細かい話は、
次回にします。
小笠原慎之介選手
小笠原慎之介選手 7年目
通算成績90戦24勝34敗
2018年 開幕投手で期待は持てる選手だったが、シーズン通して
ローテーションを守り、規定投球回数に到達したのは、昨シーズン
2021年シーズンが初めてでした。
ただ秋季キャンプ、春季キャンプを見ていても体が二回りくらい
大きくなったイメージもあり、投げる球にも勢いが感じられる。
まだ2桁勝利は、出来ていないが近い将来には直ぐに叶うと
思っていますし、更に右エースの柳裕也選手と左エースの小笠原
慎之介選手だと期待してます。
ただ小笠原慎之介選手の改善ポイントがあります。それは
被本塁打です。2点あり、初球で被本塁打6本、ストレート
で被本塁打8本打たれたので、この改善が出来れば2桁勝利
が可能になるので、期待します。
新戦力、実力者の再起
新戦力で言えば、石森大誠選手に、2020年ドラフト1位の高橋宏斗
選手、森博人選手名前を挙げれば切りがありません。
次に実力者の再起では、梅津晃大選手、勝野昌慶選手、2021年開幕
投手福谷浩司選手、田島慎二選手、2019年開幕投手笠原祥太郎選手
こちらも名前を挙げたらきりがありません。この部分も次回以降に
直ぐに行いたいと思います。
まとめ
- 大野雄大選手の安定した成績で、チームを引っ張る
- 柳裕也投手の粘りの投球で、チームに底力アップになる
- 投手リレーで、相手チームに流れを渡さない
- ダブルエースプラス 新鋭エース候補小笠原慎之介の飛躍
- 新戦力の活躍でチーム内の競争力アップ
- 実力者の再起することにより、バランスが整う