
前日の敗戦は、やはり尾を引いていた。
高橋宏斗が好投しながらも勝てなかった試合――。
「これで勝てないのか…」
そんな空気が、どこかチームにもファンにも残っていた。
そして迎えた巨人戦。
相手先発は、球威のあるウィットリー。
速球で押してくるタイプだけに、今の打線が対応できるのかという不安もあった。
一方、中日の先発は柳裕也。
ここ数試合、内容の良い投球を続けながらも、なかなか勝ち星に恵まれていなかった。
「今日もまた、援護できないのではないか」
そんな不安を抱えながら始まった試合だった。
だが、マウンドに上がった柳は、その空気を振り払うような投球を見せる。
最近の柳からは想像もつかないほど力強いボール。
立ち上がり、いきなり3者連続三振。
巨人打線から空振りを奪い続ける姿に、
「今日は投手戦になるかもしれない」
そう感じさせる、圧巻の幕開けだった。
一方のウィットリーも、初回は球威で押し込む投球。
だが、2回に入ると少しずつ変化が見え始める。
細川との対戦。
初回とは一変し、フルカウントから四球。
その姿を見て感じたのは――
「投げづらそうだな」
という空気だった。
特にボスラーに対しては、明らかに慎重になっていた。
カウントは3-1。
そして、ストライクを取りにきた一球――。
ボスラーが振り抜いた打球は、そのままスタンドへ。
先制2ラン。
あの瞬間、前日の高橋宏斗の試合が頭をよぎった。
失投を運ばれ、勝利を逃した悔しさ。
まるで、その悔しさを打ち返すような一撃だった。
だからこそ、私も思わず吠えた。
その後は、両投手が踏ん張る投手戦。
「このままロースコアで進むのか」
そんな空気を感じながら、試合を見ていた。
――だが、5回。
突如、この試合の流れが一気に動き出す。
始まりは、龍空の三振。
ワンアウト。
ここからだった。
田中幹也が執念の内野安打で出塁。
続く柳の送りバント。
この打球を処理したウィットリーが悪送球。
その隙を逃さず、中日はチャンスを広げていく。
さらにカリステの打球が、ウィットリーの足に当たる不運な当たりとなり、タイムリー内野安打。
続く福永は四球でつなぎ、
村松開人がタイムリーヒット。
そして最後は、細川のポテンヒット。
完璧に崩したわけではない。
だが、中日は“流れが来た瞬間”を絶対に逃さなかった。
この回、一気に3点を追加。
試合の主導権を完全に握った。
大量リードを奪い、頭をよぎったのは――
「今日は柳の完封勝利が見たい」
そんな期待だった。
だが、巨人打線も簡単には終わらない。
突如、柳の球を捉え始める。
連打を浴び、1点を失うと、なおもツーアウト一・三塁。
流れが変わりかねない場面だった。
しかし、この日の柳は違った。
最後は、この試合を象徴するような三振。
力のある真っ直ぐで空振りを奪い、気迫で抑え込んだ。
「ああ、今日は何とかなる」
そう感じさせる三振だった。
ただ、この回で球数は一気に増加。
力を振り絞った柳は、この回で降板となる。
そして7回、リリーフ陣が1点を返される。
通常なら、このまま静かに試合終了へ向かう展開。
だが、この日のドラゴンズ打線は違った。
「まだ終わらない」
そんな空気を感じさせたのが、その裏の攻撃だった。
先頭・カリステがツーベース。
続く福永がヒットでつなぐ。
そして村松開人のタイムリー。
さらに最後は――
四番・細川成也。
完璧に捉えた打球は、そのままスタンドへ突き刺さる3ランホームラン。
前日の悔しさを吹き飛ばすような、豪快な一撃だった。
この日、ドラゴンズ打線は9得点。
柳が流れを作り、
ボスラーが先制し、
細川が試合を締めた。
投打が噛み合ったドラゴンズは、巨人相手に9-2の快勝。
前日の悔しさを、最高の形で打ち返した試合だった。
コメント(ウィーン君)
⚾ウィーン君コメント
「この試合、やっぱり打順が良かったね!」
もちろんカリステの存在感は別格として――
やっぱりハマっていたのは、
👉2番・福永
👉3番・村松開人
ここ!
前にも言ったけど、村松って“3番向き”の雰囲気あるんだよね。
繋ぎもできるし、チャンスで打席の空気を変えられる。
しかも今日は、その流れがしっかり得点につながった。
そして四番・細川。
最後の3ラン、やっぱり主砲だよ。
さらに5番・ボスラー。
正直、最近ちょっと打ててなかったから、
「そろそろ厳しいかな…?」
って少し疑いもあった。
でも今日の先制2ラン。
あれで完全に空気が変わった。
本当に、ここで復活してくれて良かった!
あと少し気になるのは石伊かな。
最近ちょっとバッティングは落ちてきた感じがある。
でも今日はリード面でしっかり仕事してた。
柳の良さを引き出していたし、守備でも落ち着いていた。
だから今日は許す!
そして最後に一言――
👉「柳サイコー!!」






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