中日ドラゴンズ

🐉【ドラハジ木曜日】連勝と連敗の振れ幅。僕たちが「本当にもどかしい」と感じているものの正体

「タイマーが短すぎないか?」

――ポテンシャルを持つ竜たちは、もっと見せる時間が必要じゃないか。

ドラゴンズファンの皆さん、こんにちは!

「ドラハジ木曜日」へようこそ。

今回のドラハジ木曜日は、いつものように、

勝った、負けた。
誰が打った。
誰が抑えた。

……だけで終わらせたくありません。

9月1日から3日まで、バンテリンドームで行われた広島との3連戦。

この3試合には、今のドラゴンズが抱えているものが、かなり濃縮されていたように感じました。

5連敗。

0-4から5-4の逆転勝ち。

先制した2-0から2-5の逆転負け。

この振れ幅。

だからこそ、今回はもう一歩踏み込んで、

「今のドラゴンズは、本当に選手の力を引き出せているのか?」

ここを考えてみたいと思います。


⭐ ドラゴンズニュース

広島3連戦――「勝てる」と「勝ち切れない」の振れ幅

⚾ 9月1日――大野の好投を、7回の5失点が飲み込んだ

9月1日の第1戦。

ドラゴンズの先発は大野雄大。

広島先発は床田寛樹。

試合は序盤から投手戦になりました。

そして6回まで、両チーム無得点。

大野も広島打線を抑え込み、試合をしっかり作っていました。

ところが7回。

ここで試合が大きく動きます。

2死一塁から大盛穂が右翼線への適時三塁打を放ち、広島が先制。

大野はここで降板。

さらに代わった藤嶋健人も踏ん張れず、菊池涼介に走者一掃の適時二塁打。

さらに佐々木泰にも適時打が出て、この回一挙5点。

0-0だった試合が、一気に0-5。

ドラゴンズは8回、田中幹也が床田から今季1号ソロを放って1点を返しましたが、反撃はここまで。

中日 1-5 広島。

大野は7回途中まで投げ、敗戦投手となりました。

一方の床田は8回4安打1失点の好投。

この敗戦でドラゴンズは今季4度目の5連敗。

そして、リーグ最速で70敗に到達しました。さらに広島戦は9年ぶりとなる5連敗。

……いや、これは苦しい。

でも、ここで終わりではありませんでした。


🔥 9月2日――0-4から、ドラゴンズがひっくり返した!

そして第2戦。

先発は涌井秀章。

初回、広島に先制されます。

しかし2回。

ボスラーが8号ソロ。

1-1。

ところが5回、広島の佐藤啓介に3ラン。

1-4。

前日の5連敗もあり、

「また厳しい展開か……」

そう思ったファンも少なくなかったはずです。

しかし――。

ここからドラゴンズが反撃します。

5回裏、併殺打の間に1点。

2-4。

6回。

福永裕基が6号ソロ。

3-4。

そして7回。

ドラゴンズ打線がついに広島を捕まえます。

2死一、二塁。

打席には福永裕基。

ここで福永が放ったのが――

逆転の2点適時三塁打!

5-4。

ドラゴンズ、逆転です。

福永はこの日、

4打数3安打、1本塁打、3打点。

まさにこの試合の主役でした。

先発の涌井は5回93球、6安打4失点。

勝ち負けはつきませんでした。

その後、リリーフ陣が広島の反撃を許さず、最後は松山晋也が締めてゲームセット。

中日 5-4 広島。

5連敗ストップ。

しかも、この試合にはもう一つ大きな出来事がありました。

この日、ドラゴンズは7回までに4死球を受け、石伊雄太の背中にもターノックの153キロが直撃。

一時は両軍ベンチがグラウンドに出る場面もあり、警告試合が宣告されました。

それでも――

ドラゴンズは勝った。

しかも、

0-4から5-4。

これがドラゴンズの持っている「力」なんです。


⚾ 9月3日――今度は2-0から、逆転された

そして第3戦。

先発は金丸夢斗。

広島は栗林良吏。

ドラゴンズは3回、石川昂弥が栗林から9号2ラン

2-0。

昨日の逆転勝ちの勢いを、そのまま今日につなげたい。

そんな期待が膨らみます。

ところが4回。

先頭の坂倉将吾に四球。

そこから菊池のヒット、佐々木泰の適時二塁打、持丸の四球などで満塁。

そして大盛穂の適時打。

2-3。

広島に逆転されます。

金丸はその後も粘りましたが、6回3失点。

6回76球、被安打3、5奪三振、5四球という内容でした。

7回には橋本侑樹が2失点。

その後、草加勝が登板。

草加は0.2回を無失点に抑え、杉浦、森博人も無失点。

ただ、打線が広島投手陣を最後まで攻略できませんでした。

中日 2-5 広島。

石川昂弥は9号2ランを含む2安打。

細川成也も2安打。

石伊雄太も2安打。

それでも、あと一本が出ない。

最終的に広島が10安打、中日が8安打でした。


📊 3試合を並べてみると……

日付結果試合の流れ
9/1● 1-50-0から7回に一挙5失点
9/2○ 5-40-1→1-4から逆転
9/3● 2-52-0から逆転負け

そして9月3日終了時点で、ドラゴンズは52勝71敗1分

広島は49勝64敗4分となりました。

つまり、9月1日にリーグ最速70敗まで到達したドラゴンズは、5連敗を止めた翌日にまた敗戦。

この3試合だけを見ても、

「勝てる時のドラゴンズ」と「崩れてしまう時のドラゴンズ」の差が大きい。

そう感じてしまいます。


🐕 教えてGP

なぜドラゴンズは「連勝の勢い」と「連敗の泥沼」を繰り返すのか?

ウィーン君:

「GP、この3連戦を見てもそうだけど、負ける時はズルズルいくのに、勝つ時は0-4からひっくり返す。

この差が激しすぎない?」

GP:

「そうだね、ウィーン君。

ただ、ここは少し整理した方がいい。

ドラゴンズには、勝てるだけの個々の力はある。

実際、9月2日は0-4から5-4までひっくり返した。

でも問題は、

『苦しい時に、チーム全体で試合を立て直す型がどこまで確立されているか』

なんだ。」

ウィーン君:

「型?」

GP:

「そう。

例えば投手が苦しくなった時。

打線が沈黙した時。

走者を出された時。

ミスが出た時。

そういう苦しい場面で、

『ここから俺たちはこう戦う』

という共通した形があれば、連敗の流れを止めやすくなる。

逆にそこが曖昧だと、一つの失点、一つのミス、一つの四球が連鎖してしまう。」

ウィーン君:

「なるほど……。

じゃあ、単純に『打てない』『投手が悪い』だけじゃないんだ。」

GP:

「そう。

そして、その“型”を作るうえで重要なポジションがある。」

ウィーン君:

「まさか……」

GP:

「そう。

捕手だよ。


⭐ ネクストNEW STAR

石伊雄太――「捕手」というポジションから未来を考える

今回のネクストNEW STARは、

石伊雄太。

9月3日も石伊は2安打。

この3連戦では、投手陣のボールを受けながら、チームの中心で戦い続けました。9月3日時点の打率は**.251**。

ただ、石伊を語る時に、打率だけを見てはいけません。

捕手というポジションには、

  • 投手とのコミュニケーション
  • 配球
  • 守備
  • 走者への対応
  • 盗塁阻止
  • 試合展開の把握
  • 投手を落ち着かせる力

など、非常に多くの仕事があります。

そして今回の3連戦で改めて感じたのが、

「捕手だけでなく、バッテリー全体で走者をどう管理するか」

という部分です。

盗塁を許す。

四球を出す。

走者を進められる。

これは捕手一人の責任ではありません。

投手のクイック。

牽制。

捕手の送球。

内野のカバー。

すべてがつながっています。

だから石伊には、

「刺せる捕手」だけではなく、「走らせないバッテリーを作れる捕手」

へ成長してほしい。

それができれば、ドラゴンズの投手力はさらに生きてくる。

そして――

この「捕手を中心にチームの型を作る」という話をすると、どうしても思い出すドラゴンズのレジェンドがいます。


🔥 レジェンドドラゴンズ

中尾孝義――「勝てる捕手」がチームを変える

今回、石伊雄太と重ねてみたいレジェンド。

それが、

中尾孝義さんです。

1982年。

中尾さんはドラゴンズの正捕手として119試合に出場。

打率.282、18本塁打、47打点、7盗塁。

そして、この年にリーグMVP、ベストナイン、ゴールデングラブ賞を獲得しました。

1982年のドラゴンズはリーグ優勝。

中尾さんは単なる「守備の捕手」ではありませんでした。

打って、走って、守って、チームを引っ張った。

まさに、

「この捕手がいるから強い」

と思わせる存在だったわけです。

もちろん、石伊に中尾さんと同じ成績を求める必要はありません。

時代も違います。

野球も違います。

でも――

ドラゴンズに、

「この捕手がいるから、このチームは強い」

と思わせる選手が現れたら、絶対に面白い。

石伊には、そんな未来を期待したくなります。


🕰️ 特集

「選手のタイマー、短すぎないか?」

ここからが、今回のドラハジ木曜日で一番言いたいところです。

ドラゴンズには、ポテンシャルを持った選手がいます。

投手なら、

金丸夢斗。
高橋宏斗。
草加勝。

野手なら、

石川昂弥。
細川成也。
村松開人。
石伊雄太。

そして今回の3連戦でも、

福永が3安打3打点。

石川昂弥が9号2ラン。

石伊が安打を重ねる。

草加が苦しい試合の中で無失点。

「もっと見たい」

そう思わせる瞬間が、確かにあるんです。

だからこそ思う。


⏱️ 「その選手を見る時間、もう少し長くてもいいんじゃないか?」

もちろん、プロ野球です。

結果が求められます。

競争もあります。

調子が悪ければ起用を変えることも当然です。

だから、

「若手だから使い続けろ」

と言いたいわけではありません。

僕が言いたいのは、

「その選手が自分の力を証明するための時間は、本当に十分だったのか?」

ということ。

打順が変わる。

守備位置が変わる。

役割が変わる。

起用が変わる。

その中で、選手が自分の形を作る前に次の判断が下されてしまうことはないだろうか。

だから僕は、

「選手のタイマー、短すぎないか?」

と問いかけたい。


🌪️ 本当にもどかしいと感じているものの正体

9月2日。

0-4から5-4。

「これだよ!」

と思いました。

5連敗を止めた。

福永が打った。

ボスラーも打った。

リリーフ陣も守った。

ドラゴンズには、ちゃんとこういう野球ができる。

ところが翌9月3日。

今度は2-0から2-5。

また逆転負け。

この振れ幅を見ると、どうしても苦しくなります。

でも、ここで気づいたことがあります。

僕たちは、

「負けるから嫌になっている」

わけではないんじゃないか。

むしろ逆。

「もっとできるはず」と思っている。

だから苦しい。

選手に力がないと思っているなら、諦められる。

でも、

「この選手なら、もっとできる」

「この投手なら、もっと見たい」

「この打線なら、もっとつながるはず」

と思うから、もどかしい。

これが今の僕たちが感じている、

“本当にもどかしい”の正体

なんじゃないでしょうか。


❓ そして、もう一つの疑問

「来季続投を決めるのは、あのタイミングで良かったのか?」

ここは慎重に書きたいところです。

これは、

「監督を辞めさせろ」

という話ではありません。

選手が監督を信頼していないと言いたいわけでもありません。

そんな内部のことは、外から見ている僕たちには分かりません。

ただ、

「日々の起用法を見ていて、チームとして同じ方向を向いて戦えているように見えているか?」

という疑問は残ります。

連勝した時と連敗した時の振れ幅。

選手の起用。

試合中の流れ。

そして、若手をどこまで我慢して使うのか。

こうしたものを見ていると、

「あのタイミングで来季の体制を固めることが、本当にベストだったのか?」

という問いを持つこと自体は、ファンとして自然なことだと思います。

ただし、答えを急ぐ必要はありません。

シーズンはまだ終わっていない。

だからこそ、今は選手たちの戦いを最後まで見届けたい。


🏆 ウィーン君のWinナー

今回のWinナーは――

「未来を待つ時間」

です。

石伊雄太。

マウンドで腕を振る草加勝。

金丸夢斗。

そして石川昂弥、福永裕基、村松開人。

今回の広島3連戦だけでも、

「もっと見てみたい」

と思わせてくれる選手たちがいました。

だからこそ、

その選手たちにどれだけ時間を預けられるのか。

どれだけ失敗を許容できるのか。

どれだけ成長する時間を作れるのか。

そこが、これからのドラゴンズを作るうえで重要になると思います。

7月30日のドラハジ木曜日では、

「今日の主役が、明日のレジェンドになる」

という未来を描きました。

今回は、その続きです。

今日の若竜が、

明日の主役になる。

そしていつか、

「あの時、もっと見せておけばよかった」

ではなく、

「あの時、見続けていてよかった」

と思える選手を育ててほしい。

そのためには、

「もう少し見たい」

と思わせる選手を、

もう少し長く見守る覚悟

も必要なんじゃないでしょうか。


🐉 ドラハジ木曜日

勝てないから怒っているんじゃない。

選手に力がないと思っているわけでもない。

むしろ逆です。

「もっとできるはず」

と思っているからこそ、

今のドラゴンズを見ていて苦しくなる。

9月1日。

5連敗。

9月2日。

0-4から5-4。

9月3日。

2-0から2-5。

この振れ幅こそ、今のドラゴンズを象徴しているのかもしれません。

だから、僕は最後にもう一度問いかけたい。

⏱️ タイマーが短すぎないか?

その答えが出るのは、シーズンが終わってからでもいい。

今すぐ結論を出す必要もない。

でも今、

ファンとしてこの疑問だけは投げておきたい。

ドラゴンズの未来は、もう始まっている。

だからこそ――

その未来を、もっとじっくり見せてくれ。

ドラハジ木曜日、今週はここまで!

🐉🔥

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