
先発の中西聖輝は初回、先頭の高寺望夢にヒットを許す立ち上がり。それでも中野拓夢、森下翔太を打ち取り、二死までこぎつけた。
しかし、ここから歯車が狂う。
佐藤輝明への四死球、続く大山悠輔への死球でピンチを広げると、同級生対決となった前川右京に初球を捉えられ、走者一掃のタイムリースリーベース。中西は痛恨の3点を失った。
それでも、この試合はここで終わらなかった。
その裏、カリステの二塁打でチャンスを作ると、福永がタイムリー。さらに村松開人が出塁し、流れは一気に中日へ――。
そして、待っていました。細川成也の第4号。
逃げ場のない場面で振り抜いた打球はスタンドへ。逆転のスリーラン。試合の空気を一変させる一撃だった。
この初回の攻撃は圧巻だった。
ノーアウトから一気に逆転――理想的すぎる得点の形に、思わず驚かされた。
門別啓人の先発を見たとき、簡単には点が取れない印象があった中で、この攻略は価値が大きい。
さらに5回には石伊雄太のホームランで追加点。終盤には代打の一打も飛び出し、打線は“線”として機能し続けた。
一方の中西は、7回112球、被安打3。初回の3失点以降は立て直し、試合を作りきった。
四死球と死球で計6つという課題は残るものの、それでも崩れなかった投球は評価に値する。
そして印象的だったのはその表情だ。
ベンチで味方の得点に満面の笑みを見せる姿は、チームに勢いをもたらしていた。
2連勝を飾る形にはなったが、気になる点もある。
松山晋也が登板しなかったことだ。
4月28日、金丸との完封リレーの中で見せたピンチ。その内容をどう捉えたのかは分からない。
ただ、登録抹消はされていない現状を見ると、万全とは言い切れず、調整段階にある可能性も考えられる。
初回の理想的な逆転劇――打線のつながりが生んだ完勝。
しかしその裏に残る、わずかな違和感。
答えは、次のマウンドで明らかになる。
コメント(ウィーン君
「初回のあの逆転は、正直しびれた。ああいう“流れを一気に持ってくる攻撃”ができたのは大きいよね。
中西も初回は苦しかったけど、そこから立て直して7回まで投げ切ったのは立派。初勝利、おめでとうって言いたい。
👉投球内容に課題を残しながらも、それ以上に“勝てる雰囲気”を感じさせるマウンドだった。
ただ――やっぱり気になるのは松山。
使われなかった理由は分からないけど、万全じゃないのかなって少し引っかかる。
勝った試合だけど、全部がスッキリしたわけじゃない。
だからこそ、次の試合がすごく大事になってくると思う。」





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