何かがおかしい、この3連戦——止まらない連鎖の正体【阪神戦】

1戦目:勝てたはずの試合が崩れた

初戦は、柳裕也が好投し、試合をしっかりと作った。
さらに、ルーキー花田旭が犠牲フライで追加点。

内容だけを見れば、十分に勝ち切れる試合だった。
流れも展開も、確実にドラゴンズにあった。

普通の状態であれば、そのまま試合は締まり、勝利の余韻に浸っていたはずだ。
それほどまでに、“勝ちパターン”に入っていた。

だが、その流れは終盤で崩れる。

この日の松山晋也は、どこか様子が違っていた。
いつもの“極まった表情”が見えず、わずかに硬さを感じた。

おそらく、まだ本調子ではないのだろう。
それでも、これまで見たことのない崩れ方だった。

正直、目が点になった。

守備の乱れ、連鎖するミス、止められない流れ。
勝てたはずの試合を落としたことが、この3連戦の始まりだったのかもしれない。

2戦目:一発で崩された試合

2戦目の先発は、大野雄大。
昨年の復活以降、投球スタイルにも変化が見られていたが、この日はやや長打を浴びる場面が目立った。

本来の“試合を作る投球”とは異なり、一発で流れを持っていかれる展開。
主導権を握る前に、試合を決められてしまった印象が強い。

打線も流れを引き戻すことができず、結果は大敗。
点差以上に、試合の主導権を握られ続けた内容だった。

ただ、その中でも収穫はあった。

花田旭のホームラン。
そして、ミゲル・サノの3本目となる一発。

苦しい展開の中でも見えた長打は、数少ない光だった。

3戦目:投手戦の末、あと一歩届かず

3戦目は、高橋遥人と高橋宏斗による投手戦。

両投手ともに譲らず試合は進んだが、球数がかさんだ宏斗が5回、阪神の上位打線に捕まる。
この回の失点が、結果的に試合を分けた。

それ以外は抑えていただけに、内容としては悪くない。
だからこそ、あと一歩届かなかったことが悔やまれる。

一方で、相手の出来も良すぎた。
最後まで攻略の糸口を見つけることができなかった。

ただ、中継ぎ陣がしっかりと役割を果たした点には、確かな手応えがあった。

打順に残る違和感

打順の組み方に、どうしても引っかかるものがある。

田中幹也の2番起用。
その役割自体は理解できるが、現状の打線の中では流れが一度切れてしまうように見える。

チーム全体が点を取る形を見失っている中で、
その並びを固定し続けることに、疑問が残る。

変えないことが信念なのかもしれない。
ただ、今必要なのは“変えない強さ”ではなく、
“変える勇気”なのではないか。

総括【阪神戦】

3試合すべて、負け方は違う。
だが、どこか共通している。

流れを作れない。
流れを止められない。
そして、勝ち方が見えない。

勝負の世界だから、簡単に言い切ることはできない。
それでも、この連鎖、この空気。

どこかで止めなければいけないはずの流れが、止まらない。

その違和感だけが、静かに残り続けている。

試合中少し思いました。

勝負の世界に“加減”なんてない。
それでも——ほんの少しだけ、勝たせてほしいと思ってしまった。

もちろん冗談だ。
だが、それくらいファンは追い詰められている。

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